ものもらいは、まぶたが腫れてかゆくなったり、痛くなったりする病気です。「麦粒腫」(ばくりゅうしゅ)と「霰粒腫」(さんりゅうしゅ)という2つの病気を指してものもらいと言いますが、症状は似ていても、それぞれ別の原因からくるもので、治療法も異なります。
また、ものもらいは人にはうつりませんのでご安心を。
※地域によっては「めばちこ」「めいぼ」などといったり、麦粒腫のみを「ものもらい」と呼んだりもします。
まぶたの汗腺(汗を出す腺)やまつげの毛根などにぶどう球菌などの細菌が感染し、炎症を起こす病気です。まぶたの不衛生、汚い手でさわること、コンタクトレンズの汚れ、体調不良、 多量の飲酒などが原因としてあげられます。
まぶたのふちにある、マイボーム腺という分泌腺(脂肪が排出される部分)に脂肪が詰まることでしこりができます。疲れや不規則な生活、ストレスなどの影響でホルモンバランスが崩れたり、脂っこい食事、化粧品などの影響でマイボーム腺の出口を塞いでしまうことが原因といわれています。
抗生物質の点眼薬・眼軟膏などの外用薬で治療しますが、症状が強いときは内服薬を処方することもあります。また、化膿が進んでいる場合には、小さな切開を行って膿を出すこともあります。
ほとんどの場合、抗生剤や抗炎症の点眼や軟膏で治療すると自然に吸収されていきます。大きく外見的に目立つ場合や何度も再発をくり返す場合は、ステロイド薬の注射やまぶたを切開してしこりを取る手術を行います。
まぶたが細菌感染を起こして発症するため、常に目の周りを清潔に保つことで予防できます。
目の周りを清潔に保つことはもちろん、次の方法で予防できます。
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