ドライアイとは?
                          ドライアイは涙の分泌量が減ったり、涙の質が不安定になって乾きやすくなり、目の表面に傷がつく病気です。コンタクトレンズや長時間のスマホやパソコン作業など、私たちを取り巻く環境にはドライアイを悪化させるものが年々増え、ドライアイ患者数は2,200万人にのぼるともいわれています。
                           
                         
                        
                          どんな症状?
                          
                            目が疲れやすい
                            目がゴロゴロする
                            目が乾いた感じがする
                            目がしょぼしょぼする
                            光をまぶしく感じる
                            ものがかすんで見える
                            充血、目やに
                            目が痛くて開かない
                            理由もなく涙が出る
                            目がかゆい
                            目が重たい感じがする
                          
                         
                        
                          10秒間チェック!
                          10秒間まばたきをせずに目を開けていられますか?
                           
                          上の「どんな症状?」で5つ以上の項目が当てはまる、もしくは10秒間まばたきを我慢できなかった方はドライアイの可能性があります。一度、眼科医にご相談ください。
                         
                        
                          こんな人が
ドライアイになりやすい!
                          
                            
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                                  スマホやパソコンを長時間使う
                                  画面に集中することで、まばたきの回数が減少し、涙の分泌量が減ってしまいます。視線を激しく移動するゲームも要注意。目に負担がかかり、疲れ眼やドライアイを引き起こします。
                                 
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                                  コンタクトレンズをつけている
                                  コンタクトレンズを使用すると、涙がレンズに吸い取られたり、涙が蒸発しやすくなり、目が乾燥しやすくなります。
                                 
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                                  つけまつげ・アイメイクをしっかりする
                                  まつげの内側にアイシャドウやアイラインを入れると、目の保湿成分を分泌する腺が塞がれ、涙が蒸発しやすくなります。
                                 
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                                  エアコンを長時間利用する
                                  エアコンがきいた部屋に一日中いたり、扇風機の風に直接当たっていると、目はすぐ乾いてしまいます。
                                 
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                                夜ふかしすることが多い
                                目にも夜間モードがあります。私たちの目は昼間にくらべ、夜になると涙液の分泌量は少なくなり乾燥気味になります。夜遅くまで目を使っていると、目の乾燥が助長されてドライアイにつながります。
                               
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                                  車をよく運転する
                                  運転中は視覚の緊張によってまばたきの回数が減少しがちです。まばたきが減ると、涙の分泌量が減り、目が乾きやすくなります。また、車内のエアコンの風が直接当たると涙が蒸発しやすくなるので要注意です。
                                 
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                                  半年以内にレーシック手術をした
                                  レーシック手術を受けると、ほとんどの方が合併症として術後3~6ヶ月ほどはドライアイになります。眼科専門医による入念な検査、術後観察必要です。専門医の指示にしたがって目をケアしましょう。
                                 
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                                  高齢の方
                                  年齢を重ねると涙の分泌量が少なくなったり、涙が蒸発しやすくなったりします。20代の頃とくらべて、50代以上の涙の分泌量は約4割も減少するといわれています。
                                 
 
                         
                        
                          どんな治療をするの?
                          ドライアイの症状は、一時的な不快感なのか、目の表面に何か障害が起きているためなのかは、眼科で検査しなければ判断することができません。ほうっておくといつの間のか症状が悪化し、合併症を引き起こすこともあります。
少しでも気になったら、ぜひ眼科医に相談してください。
                         
                        
                          点眼薬
                          症状が軽い場合は、目にうるおいを持たせる点眼液で治療します。
                         
                        
                          涙点プラグ
                          涙が排出される「涙点」を、シリコン製の小さなプラグでふさぎます。涙の排出が少なくなり、目の表面には涙が長く留まります。また、取りつけた涙点プラグは下まぶたに隠れるため、日常生活ではまったく見えません。
                         
                        
                          予防するには?
                          ふだんの生活習慣が原因になりがちなドライアイですが、日常生活の中のちょっとした工夫で予防・対策することができます。
                         
                        
                          スマホやパソコンを使うときは
                          目線が下向きになるように画面を低めに設置すると、目を大きく開かずに済みます。長時間使用するときは、こまめに休憩を取って意識的にまばたきを心がけましょう。
                           
                         
                        
                          エアコンを使うときは
                          エアコンの風に直接当たらないよう、座る位置や風向きを変えましょう。加湿器や濡れたタオルなどで室内の乾燥を防ぐのも◎。
                         
                        
                          コンタクトレンズを使っている人は
                          涙の不足を補うために、まばたきを意識的に行ったり、レンズの上から人工涙液を点眼したり、加湿器を使用しましょう。着けたまま寝てしまったり、装用時間をオーバーするなど、適切ではない使い方はドライアイへの近道。必ず使用方法を守りましょう。