黄斑は網膜の中心部にあり、ものを見るための細胞がたくさん集まっています。 「黄斑円孔」とは、その重要なはたらきをしている黄斑部に穴が開いてしまう病気で、近視の人や中高年以降の女性に多く発症するといわれています。
穴そのものは直径0.5ミリメートルに満たないとても小さな穴ですが、もっとも視力が鋭敏な部分にできるため、一番見たい部分が見えにくくなるのが特徴です。進行した場合は極端に視力が下がりますが、自覚症状のないこともあります。
目の大部分は硝子体という部位でできています。これは、透明でドロっとしたゼリーのようなものです。この硝子体は網膜の内側で、網膜と面状にひっついています。加齢にともなって硝子体が収縮するなどで硝子体が黄斑を引っ張ることにより、穴があくとされています
視力が低下したり、ゆがみがひどくなる場合は、手術が必要となります。硝子体手術という方法で、目の中のゼリー状の組織である硝子体を取り除き、黄斑円孔のまわりにかかる引っ張る力を解放します。
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